2024-12-14
プロモーション

COCOHELI STORIES Vol.34を配信いたしました

【連載企画】COCOHELI STORIES 「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。

大峰 菜奈子
AUTHENTIC JAPAN
目次

vol.34 そもそもスポーツが苦手だったという池畑さん。そんな彼が稲妻に打たれたような衝撃的な出会いを経てプロのトレイルランナーに。熱い想いを胸に目標にむかって日々努力を重ねている池畑さんの休日にお邪魔しました。

撮影協力:妙法湯

池畑さんと山との出会いは、社会人2年目の23歳の時だったそうです。「登山をする友人が楽しそうだなと思い、登山道具一式を揃えて一緒に秩父の南天山に登りました。新緑が美しく、途中に滝がある道を気持ちよく歩いたのが始まりです。僕は3人兄弟の末っ子で、兄達はスポーツ神経抜群なのに僕だけスポーツができなかったんです。小学校の頃は鉄棒の逆上がりができなくていつも泣いていました。中学校ではソフトテニス部でしたが才能はなく、高校で違うスポーツにチャレンジしようとしましたが「自分にはできない」と思い込み、高校は吹奏楽、大学はジャズをしていました。だから僕はスポーツが苦手だと思っていて、スポーツができる人がずっと羨ましかった。心の奥底にコンプレックスがあったんです。やり残した夏休みの宿題みたいな感じで大人になっても引きずっていたんです。そんな僕が登山で山頂に立った時、足も痛く息も上がって辛かったのですが”僕だって登れるんだ!“と達成感を感じました。山の上から見る稜線はとても美しく、たった1度の登山ですっかり山にハマってしまいました」と池畑さん。それからは地元の友人を誘って山頂でおいしいご飯を食べたり、テン泊を楽しんだり、時には一人で登ったりと月1ペースで登山を楽しむようになったそうです。

「山を登る時に辛くなるので、体力をつけるためにジムに通い始めました。最初は山を歩くのはきつかったのですが、地道な努力をした甲斐もあり余裕で登れるようになっていきました。体力がついてくると、友人が皆つらそうにしている時でもまだ自分には余裕があり、日頃のトレーニングの賜物かなと嬉しかったです。スポーツ神経のいい人への憧れから生まれた私のコンプレックスは、いつしか登山を通して克服することができました」

撮影協力:林檎と紅茶と

そんな池畑さんに運命の出会いが。「雲取山を登っていたある日、トレイルランナーとすれ違いました。歩くだけでもキツイのに、何故走れるのだろう?と疑問に思いましたが、走っている姿がとても楽しそうに見えたので、ちょっと走ってみようかな~っと思ったんです。そこで 20m ぐらい、緩やかな下りをとことこ~って駆け下ってみたんですが、その瞬間、電撃が走りました。稲妻が どーーーんって(笑)僕が求めていたのはこれだ!と思いました」と池畑さん。「トレランに出会ったことで、山の中にいることも楽しいし走ることも楽しい。ますます山に夢中になりました。トレランを始めて10か月後、初めて15キロのレースに出場したのですが、その時も再び稲妻が走りました。“僕もやれば走れる!!できる!!”と。そこからまた火がついて、更にのめりこんでいきました。それからは登山をするよりも走る方が多くなりました。今でも登山もしますけどね」と池畑さん。

「最初は仕事をしながら大会に出場していたのですが、3年目に上位に入賞した時、更に火がついたんです。ちょうどコロナで世の中が大混乱していた時期で、自分の人生これでいいのか?みたなことを考えるようになりました。マインドや考え方が自分の中で大きく変化していった経験から、メンタルに興味を持つようになりました。そんな中スポーツメンタルコーチという仕事に出会い、メンタルやコーチングの事を学びました。そこで改めて自分がこの先どう生きていきたいかというのを考えて、紙に書き起こし、これを俺はやっていくぞ!という心の底から沸き起こる人生の目標が出来上がりました」登山をきっかけにした経験が、人生に大きく影響を与えることになったのですね。

池畑さんが山に行く時に気を付けていることを伺いました。「まず体調を整えることですね。寝不足で行かないようにするとか、前日お酒飲まないとか。実際に体調が悪いとメンタルにも影響する。あとは、安全を担保するために必要な装備品を必ず持って山に行っています。紙の地図はバックアップで持ち、そしてココヘリを持って山へ行っています」と池畑さん。入会のきっかけを伺うと、「結構深い山や遠い山へ行くとなると、遭難の不安がある。基本的に1人で山に入る事が多く、何か事故があった時のために以前からココヘリに入ろうと考えていました。ココヘリとjROが統合されたのを機に、良い機会だと思い加入しました」と池畑さん。

池畑さんの目標は「35歳までにトレランUTMBで世界一になる!」ことだそうです。「今年のUTMBのチャレンジは後半戦がちょっと脱水気味になり思ったように走れませんでした。ヨーロッパの乾燥した気候と、硬水の影響で水分補給が難しいですが、そこがうまくいけば、後半も崩れずにいけるんじゃないかなと思っています」と池畑さん。

1度の登山をきっかけに大きく動き出した池畑の人生。さらに加速を続ける池畑さんのチャレンジに、これからもココヘリは寄り添い続けます。

#ココヘリ

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