※捜索開始後の時間。事故が発生してからではありません。
※個人情報や公的機関との機密保持の観点から一部内容を伏せています。
民間ヘリコプターやココヘリ・ドローンチームによる捜索を行い、会員様を発見、救助組織へ引き継ぎます。
警察・消防組織の導入済みのココヘリを活用した捜索・救助活動が行われる際、ココヘリは警察・消防と連携、遭難者の情報共有やご家族のサポートなどの捜索協力を行います。
ココヘリは、会員様やご家族の相談も誠実に向き合いサポートしています。結果的に大事に至らなかった案件も多いのが幸いです。ただ中には実際の捜索、発見に繋がった案件も「まさか」を念のために相談いただいた行動からでした。
ココヘリが、サービス開始からこれまでに対応した案件は281件にのぼります。32件の事案でココヘリが捜索、発見を実現。74件の事案では全国の警察/消防と連携、捜索協力を行いました。さらに、175件の事案では、会員様・ご家族の不安にも寄り添い、相談をサポートしています。
※捜索者発見案件内比率
捜索を開始してから、40%が60分以内、86%が3時間以内での発見を実現しています※。生死を分ける「72時間の壁」を大幅に下回る捜索時間です。
さらに、48%の案件で遭難者を生存状態で無事に発見。残り52%の案件の遭難者の方については、大変残念ながら滑落や雪崩等の事故でお亡くなりになられていましたが、ご遺体をご家族のもとへ、行方不明になってしまう方を一人でも少なくすることへお役立ちしました。
※捜索開始後の時間。事故が発生してからではありません。
捜索者発見案件内比率。発信機不携帯、電源入れ忘れ等の案件は除く。
誰にでも起こりうる「道迷い」が「滑落」の次に多い要因となっています。
2019年は総遭難者2,937件に対し、ココヘリの捜索案件は15件でした。一人でも多くの命を救うことができるようココヘリの普及活動を進めていきます。
岩手県での登山中に起きた遭難に伴う捜索事例。
登山届が確認出来ず、捜索エリアを絞り込むことができず出動まで調整時間を要しましたが、幸いなことに、捜索開始から2時間で発見救助に至りました。
登山届や登山計画は必ず準備し提出。同時に、家族や友人へも共有をして下さい。登山届には、オンラインで提出でき、各自治体・警察と連携しているコンパスがお勧めです。ココヘリも提携しています。
見通しのよい尾根筋や山頂付近以外では、携帯電話も圏外になってしまうことが多くなります。圏外エリアで遭難する可能性を前提に考えて、第三者に登山届、登山計画を伝える必要があります。
静岡県での登山中に起きた遭難に伴う捜索事例。
迷ったら戻る、が登山の鉄則です。危険な道を下ったり、沢に降りてしまうと、滑落や滝への転落など命の危険に直結する事故につながります。
安全を確保し、動かずに体力を温存しましょう。登山届や家族へ伝えている場合は必ず救助が来ます。もし携帯電話の電波が繋がり、警察や消防に通報できた場合は指示に従って下さい。