群馬県川場スキー場では、近年冬季の武尊山への登山者が大幅に増え、道迷いや行動時間を見誤るなど遭難・救助が必要となるケースが増加、初動捜索を行う従業員の捜索による二次被害の危険性も高まっていました。そこで2019年4月より冬山登山者へのココヘリ義務化を開始。毎年、約3,000名がココヘリを携行し、安全登山をしていただいています。
今回新たにスキー場の安心安全を守るパトロール隊員、施設スタッフ様に、GPS搭載の新型発信機「COCOHELI GPS+」を導入いただきました。
パトロール・スタッフの持つ発信機は、定期的にGPS位置を発信しており、その移動履歴を専用の管理画面から一括して確認できます。
パトロール・スタッフの所在確認に活用できます。
ゲレンデや登山道での事故発生時、現場近くにいるパトロール・スタッフを管理画面から把握でき、現場への急行など迅速な初動対応へ繋げることができます。
万が一、パトロール・スタッフが事故に遭った際も、GPS移動履歴から迅速な捜索活動を行うことができます。COCOHELI GPS+はGPSに加え、ココヘリの強みである直接通信も搭載しているため、捜索の際は専用の受信機で0mまで位置を絞り込むことができます。
川場スキー場とココヘリは、登山者やスキーヤー・スノーボーダーの安心安全のために、今後も取り組みを共同で展開していきます。
群馬県利根郡川場村に位置するスキー場で、日本百名山の一つである武尊連峰の高手山の南斜面に面したゲレンデ。東京駅から車で約2時間でアクセス可能です。積雪期の上州武尊山の玄関口としても人気があります。
川場スキー場 「OFF THE PISTE」エリアでのココヘリ義務化がスタート