【連載企画】COCOHELI STORIES 「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。
Vol.3 アウトドア大好き山ガール宮下さん
とにかくアウトドアが大好きな宮下さん。今まで、「子供向けアウトドア旅行会社」「アウトドアアクティビティ会社」「山岳マガジン」「広告代理店(アウトドア担当)」と一貫して山とアウトドアに関する仕事をしていらっしゃいます。宮下さんと山の出会いは大学の時だそうです。
「何か自然に触れる部活動に入りたいなと思い、ワンダーフォーゲル部に入部しました。初めて登った高尾山がとても楽しくそこから山人生が始まりました。」 大学の部活動はすべて基本テント泊で、食糧からすべて自分で持っていき、山小屋で物を買ってはいけないというルールもあったそうです。「大学2年の時にあったリーダ研修ですが、30キロの荷物をもって登るんです。四人用のテントと11日分の食料をもって登り、その上台風まできて大変だったけど、いい経験でした。なにより若くて体力あった!(笑)社会人になってからは4泊の山行が最長です。」と、その小さく華奢な体からは想像できないパワフルなエピソードを聞かせてくださいました。
「安全面で気をつけているのは事前に天気を見ることです。特に雪山などは天気を見ることで、危険を事前回避できます。年末も登山に行こうとして、最終まで迷ったのですが、局スキーに切り替えました。安全に配慮して無理をしないようにしています。それと、命を守る装備達なので忘れ物をしないこと、エスケープルートを詳細に確認すること、そして‘ココヘリ’です。」
宮下さんは、ご実家の自室部屋の扉に、ココヘリの捜索要請窓口の電話番号を貼ってくださっているそうです。自作のフローチャート付きで、登山計画と下山時刻、通報する時間などを記載してあり、決めた時間までに連絡がない場合は、電話するようお母様に伝えてあるとのこと。
山には電波の通じない場所が多く存在します。そんな時、ご家族・ご友人からの通報となりますので、もしもに備えてご家族としっかりと決めてくださっているのですね。今後もいろいろな山に出かけ、なんと昆虫食にもチャレンジしてみるとおっしゃっていました。次にお会いしたときにそのチャレンジのお話を伺うのが楽しみです!
「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。
ココヘリ