宮崎県防災救急航空センターと「捜索用発信機及び受信機使用による消防活動等協力に関する取決め書」を締結し、2025年11月12日(水)に締結式を行いました
近年、登山者の増加と多様化を背景に、全国的に山岳遭難の発生件数は増加傾向にあります。また、森林率の高い宮崎県では林業における労働災害も数多く発生しています。宮崎県内の山岳遭難件数は、警察庁が発表する「令和5年における山岳遭難の概況等」(2024年6月発表)によれば一昨年は22件、また「令和6年における山岳遭難の概況等」(2025年6月発表)によれば昨年で16件が報告されています。こうした山間地域での救助ニーズの高まりを背景に、当社は、宮崎県防災救急航空隊との捜索用発信機及び受信機使用による消防活動等協力に関する取決め書の締結により、県内における実運用・訓練での活用可能性を広げ、遭難時の早期発見体制を強化することを目指します。
本取り組みにより、宮崎県防災救急航空隊が活動する山岳遭難や林業における災害発生時の “即時対応力” を高め、地域の安心・安全に資する協力体制を構築します。当社では今後も、ココヘリ等のソリューションを通じた自治体との協力体制構築を通じ、登山者の安全向上に努めてまいります。

宮崎県防災救急航空隊は、この度AUTHENTIC JAPAN株式会社COCOHELI様と、防災ヘリ活動における連携に関する取り決めを結ぶこととなりました。宮崎県は県土の約76%を森林が占め、林業が盛んな地域であるとともに、アウトドア目的で来県される方も多く、登山やロッククライミング、沢登りやトレッキングを楽しむ方が多くいらっしゃいます。このような本県の特性もあり、宮崎県防災救急航空隊は他の防災ヘリより山岳救助等の出動機会が多い状況にあります。私たちの使命は、緊急時にいち早く現場に駆けつけ、尊い命を救うことであり、平時からも、県民の皆様に「あおぞらが飛んでいるから安心だ」と感じていただけるために、日々鍛錬を重ね、活動の向上に努めています。 その使命をより確実に、より広く果たすためには、同じ目的を持った仲間との連携が不可欠です。AUTHENTIC JAPAN株式会社COCOHELI様とのこの新しいパートナーシップは、私たちの活動をより円滑にし、本県の空にこれまで以上に県民の皆様の安心と安全を届けてくれるものと私は信じています。
宮崎県防災救急航空隊 隊長 曽根崎友章
記念コラボステッカーについて
本締結を記念して、オリジナルコラボステッカーを制作いたしました。今後、宮崎防災救急航空隊の見学に来られた方や、各種イベントに参加された方に配布される予定です。
