「これは日本が世界に誇るレスキューシステムです!」。国際山岳ガイド 近藤謙司さんから見たココヘリ。メッセージを掲載しました。ぜひご覧ください。
ココにいるとヘリに伝える…。
これは世界広しといえども日本にしか無いシステムです。
山岳地が国土の70%をしめる日本では、まだまだ携帯電話の電波が行き届かないウィルダネスフィールドがたくさんあります。
携帯電話・スマートフォンに依存している現代人は、そのことに驚きを受けるでしょうが、たとえ電波があったとしても、自分の現在地を明確に相手に伝えられるでしょうか?
「もし携帯電話を落としてしまったら…」
「もし携帯電話の電波が届かなかったら…」
「もし携帯電話の電源が無くなっていたら…」
また、残された人間は、どのように捜索をすればよいのでしょうか?本人に連絡が取れない場合に、山岳救助は極めて難航します。明確な登山届が提出されていなかった場合は、救助体制さえも組めません。
このシステムは、自分の為だけではなく、残された人のために必要なアイテムだと私は考えています。
安心して見送ってもらうために。待っている人が安心できるように。ココヘリ。
国際山岳ガイド
近藤謙司
1962年東京生まれ。
1985年日本チョモランマ冬季北壁登山隊に参加し冬季における世界最高到達点を記録。
欧州アルプスにて山岳ガイドの社会的地位に魅せられ、日本でのガイドの社会的地位向上を夢見て山岳ガイドの世界へ。
28歳に国際山岳ガイド認定。エベレスト7回登頂を含むヒマラヤ8000Mに20回以上登山、
100人以上の方を山頂へ導く。モンブラン・マッターホルン・アイガーは合わせて150回以上の登山をしている。
1998年に冒険と山を案内する旅行会社(株)アドベンチャーガイズを設立。山岳ガイドの仕事をベースに講演・テレビやラジオのコメンテーター・番組コーディネーター・執筆・教育活動、野外イベントの企画・運営・登山用品も開発なども手がけている。
(公社)日本山岳ガイド協会理事
(財)全国山の日協議会運営委員&山の日アンバサダー
(株)ダイナウォール[クライミングパーク・ストーンマジック]代表取締役