滑落による遭難案件です。宿泊予定の山小屋から下山していないことを知らされた留守宅のご家族より、ココヘリに通報。この時点で日没後であったため、夜のうちに警察と情報共有。翌日の天候予測からヘリの飛行は難しいと判断。ココヘリドローンサーチチームも翌朝一番で入山できるようスタンバイしました。明朝、県警・民間ヘリとも悪天候で出動できない中、ココヘリドローンサーチチームも徒歩で入山。現地で最大10kmまで補足可能な特殊アンテナ搭載のドローンによる探索を実施。その後、県警隊地上部隊により、遭難者は発見されました。
今回は遭難者自身での救助要請は不可能で、GPSアプリも作動していませんでした。しかし、留守宅のご家族がココヘリに加入していることと連絡先をご存知で通報があったことから、ココヘリより警察への救助要請を伝達することができました。そして前夜からココヘリと警察が連携して、ヘリが出動できない天候下でも地上部隊が効率的に捜索でき、遭難者の早期発見につながりました。ココヘリの携行はもちろんですが、帰りを待つご家族にも登山計画と”もしも”のときのためにココヘリの連絡先を共有してください。