2023-07-05
ONE FOR FUTURE

ONE FOR FUTURE|北岳、山岳医療ボランティアさんへ寄付を実施しました。

大峰 菜奈子
AUTHENTIC JAPAN
目次

日本で2番目に高い山で活動する「北岳・山岳医療ボランティア」

北岳(標高3,192m)は、富士山に次ぐ日本で二番目に高い山です。富士山登頂後に、次に高い山にチャレンジしようと考えて訪れる方が多いそうです。7月中旬から10月上旬の無雪期、絶景と高山植物の宝庫である北岳には多くの登山客が訪れます。その北岳には、北岳エリアにおける救護及び遭難防止啓蒙活動を目的として活動なさっている「北岳、山岳医療ボランティア」があります。北岳、山岳医療ボランティアの活動は、白根御池小屋をベースとして、北岳登山口(広河原)~白根御池小屋~北岳山頂間のパトロール、白根御池小屋での傷病者対応や健康・山岳医療相談等です。各山小屋や昭和大北岳診療所、山梨県警などと協力しながら活動を進めていらっしゃいます。

2023年度からは、新たな試みとして登山者対象のミニレクチャー活動等の山岳遭難防止の啓蒙活動も行われるそうです。

代表の佐藤久美子さんは、

「北岳は日本で二番目に高い山ということもあり、一番高い富士山に登頂したから次は二番目、と気軽に来る人が多い。しかし北岳は単純な標高では二番目ですが、実際には結構な急登なために多くの人が途中でバテバテになってしまい、結果としてそれが多くのケースでの怪我に繋がっています。私たちは救助ができるわけではないため、起きてしまった怪我の手当てに加えて、怪我に繋がる体調不良の手前で気づいてもらえるような注意喚起活動も行っています。家で待つご家族に「ただいま!」と元気に言える山行である事が何よりも大切です。安全登山の知識を習得するためには、日本山岳ガイド協会から出ている「安全登山2022年https://www.jfmga.com/pdf/handbook2022.pdf」が分かりやすくてお勧めなのでぜひ一度読んでみて下さい」とおっしゃっていました。

2023年度の活動期間は2023年7月15日(土)~9月24日(日)で、日本登山医学会認定の山岳医師4名と日本登山医学会認定山岳看護師を中心とした26名で、登山者全員が無事に下山できるようにとの想いから精力的に活動なさっているそうです。

ココヘリでは、安全登山の取組み「ONE FOR FUTURE」として、医療ボランティアのロゴを配したユニフォームを提供。登山者が彼らに気づき、声をかけやすいようにするお手伝いをしています。「登山者の皆様が無事に下山できる事を願っています。困った時は声をかけてみてください。何かお手伝いができると思います。また、困っていない時にも見かけたらお声がけください!私たちの活動の励みになります。」とおっしゃる佐藤さんの笑顔が印象的でした。

北岳や診療所、山小屋などでこのベストを着た彼らを見かけたら、皆さんも是非お声がけください。

#ココヘリ

ONE FOR FUTURE

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