2023-03-14
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COCOHELI STORIES Vol.13 配信いたしました

【連載企画】COCOHELI STORIES 「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。

大峰 菜奈子
AUTHENTIC JAPAN
目次

Vol.13プロトレイルランナーの小川壮太さん。お仕事柄、多くの時間を山で過ごしてらっしゃる小川さん。かわいい奥様とパパが大好きな三人のお子さんとの笑顔あふれるあたたかなご家族の日常にお邪魔しました。

小川さんの果樹園。収穫時期は大忙しだそうです。

山と小川さんの出会いはなんと生まれた時から。「祖父、父、僕そして子供たちと、代々山に寄り添った生活スタイルです。春は山菜採り、夏は釣りと沢登り、秋はキノコ採り、冬はスキーと、生活も趣味もレジャーもすべて山。子供のころは近所の山に集まって基地を作ったり、山で虫を捕まえたりするのが遊びでした。遊びのフィールドが山で、そこからすべてを学んできました。」と小川さん。

 小川さんには、教員だったおじいさまに憧れ教員になるという夢と、箱根駅伝を走りたいという二つの夢があったそうです。大学時代は陸上部で国体にも出場し、その後夢を叶えて山梨で教員に。「バブルが崩壊して実業団がなくなり、選手が営業に回っている現実があった時代でした。教員の夢を選んで正解だったと思いつつ、やはり競技に専念する生活にも憧れがありました。」大学時代に陸上競技で国体に出場し、競技生活はひと段落と思っていらしたところ、偶然にも小学校の保護者の中に山岳縦走競技の監督さんが。「まあまあ先生いいじゃないですか。やりましょうよ。」と誘われたことをきっかけに山岳縦走競技の世界へ。トレイルランニングの国内外の大会で成績が出るにつれ、競技に専念した生活をやりたいという気持ちが強くなり思い切ってプロのトレイルランナーに転向されたそうです。現在は、プロのトレイルランナー・ランニングチームのコーチ・観光大使・トレラン大会主催・果樹園の経営等、何足もの草鞋を履いて山に深くかかわっていらっしゃいます。 

小川ファミリーは全員トレイルランナー!

小川さんの幼少期は一日中、山や川で遊ぶことができていたそうですが、現在はそれらの山道が危険な場所になってきていると感じているそうです。未来の子供たちに山遊びや景色、自然を残すために、登山道を整備しなければならないと思われたそうです。一人では不可能なため、どうやって人を集めようかと考えた時に、トレイルランニングは人が集まる機会になると思い始めたのが今年で第6回を迎えたトレイルランニング大会“甲州アルプスオートルートチャレンジ”。主催する小川さんたちの努力によって多くの人が山にかかわり、登山道を整備してくれたことで、コロナ禍でも山が荒れることなく登山道を保つことができ、その結果登山客も増えて地域の活性化にも繋がっているそうです。

「昔から山と喧嘩しても勝てないと言われています。考えられる最悪の状態を想定して準備するので荷物も多くなる。自分の装備や計画が思い通りに行くのは滅多にないことですが、計画通りにいかないからこそ楽しい。微妙なズレも学びと思っていますし、慣れた山でも常に油断だけはしないようにしています。」そう話す小川さんにココヘリ入会のきっかけを伺うと、「山の仕事をしているので、山にいる時間がとても長い。いろいろな人と関わっているので、僕がいなくなると家族だけでなく、色んな方々に迷惑かけてしまう。もしもの時も、周りの人にかかる負担を少なくすることが大事だと思っています。

ココヘリを持つことで周りの不安も減らせる。無茶をしない、おごらない、油断しないという、自分の安全意識の確認作業と戒めにつながっています。“楽しくかつ、安全に”が僕のキーワード。準備をするとき“安全意識の確認“のためのルーティンとして、ココヘリの確認をします。溺れるものは藁にもすがるといいますが、その藁もなければすがれない。助かる術は一つでも多く持っていた方が良い。経験・装備・テクニックで助かることもあるけど、自分自身の力だけではどうもならないような事もある。生き延びるためにはいかに早く発見してもらうか。そのためのギアの一つとしてココヘリがある。もし命を落としてしまったとしても、早く見つけてもらうことで家族も早く安心するだろうし、周りにかかる心配も少なくて済みます。周りの人への気配りや自己責任を果たせる道具になると思うのです。」とのことでした。すがる藁もなければ掴めない!まさにその通りだと感じました。

奥様に送り出すときのお気持ちを伺うと、「彼は、しっかりと準備もするし経験も豊富なのであまり心配せず送り出しています。もちろん万が一のことがあったら困るけれど、もしもの時の備えでココヘリを持っていることは私たちにとっても安心感につながっています。他の大会参加者の方にも、お水を持っていくように、もしもの備えとしてココヘリを持って欲しいと思っています。」とおっしゃっていました。

仕事柄一人で山に行くことが多いけど、寂しがり屋の小川さんはその状況から早く脱したいので、早く帰ろうといつも家族のことを想いながら走っていらっしゃるそうです。そんな小川さんと家で待つご家族、そして小川さんに携わるすべての人の信頼・責任をココヘリが繋いでいます。

 

#ココヘリ

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