2023-09-14
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COCOHELI STORIES Vol.19 配信いたしました

【連載企画】COCOHELI STORIES 「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。

大峰 菜奈子
AUTHENTIC JAPAN
目次

VOL.19 日本勤労者山岳連盟の川嶋さんご夫妻。平日はバリバリ働いて、週末は山梨の山の麓にある別荘でのんびりとした時間を過ごす川嶋さんご夫婦。公私ともに充実されているお二人の週末にお邪魔しました。

川嶋さんと山との出会いは、小学生の時。お父様と一緒に登ったのが初めての登山だったそうです。その頃読んだ本をきっかけに、地図を読みながら山を歩くことが楽しくなっていったそうです。「1/25000地図の自分で歩いたところに鉛筆で線を入れていき、それが真っ黒になるのが面白かった。」と川嶋さん。中学生2年生の時に同級生3人とテント泊で行った金峰山が、初めての本格的な登山だったそうです。それからも高校大学と山岳部で活動されていたとのこと。「就職活動では山登りをするため教員になりたかったけど採用試験に落ちてしまい、登山用品売り場のある西武百貨店に就職しました。ところが外商に配属されてしまい、20年目を過ぎた頃に所属していた日本勤労者山岳連盟(労山)の海外8000m峰遠征隊への応募を機に退職しました。

その後2004年にK2への挑戦から帰ってきてからは労山の専従事務局長へ。それからもう20年が経ちます。」と、人生の選択にはいつも山があったと川嶋さん。労山事務局では、まだ公的機関の救助ヘリや山岳保険も存在しなかった時代に山岳事故と高額の捜索費用に備えた‘山岳共済基金’を手探りで始め、その後も色々な遭難対策について取り組んでいらした川嶋さん。ココヘリとの出会いはとても印象深いものだったそう。毎年参加する山岳イベントで初めて見るオレンジ色の端末。「珍しいし面白いなと思って話を聞いてみました。すぐに遭難対策にはこれしかないのではと思い、早速その年の労山で遭難対策用品としてかなりの数の受信機と発信機を販売しました。」と川嶋さん。当時ココヘリは捜索ヘリサービスを開始する前で、まだ捜索ツールとして端末を販売している段階でしたが、これは絶対役に立つと思ってくださったそうです。「その後ココヘリサービス開始の話を聞いて、ヘリと契約するのも大変だし費用も掛かるので心配していたのですが、久我社長はしっかりとサービスを作り上げましたね。」とおっしゃってくださいました。

2004年には登頂者数に対して死亡事故の多い過酷な世界第2位の高峰“K2(8611m)”へも登頂なさった川嶋さん。「K2は運よく登頂できた。幸い100日間のパキスタン滞在のうち70日間がK2のベースキャンプ滞在。長くいたこともあり高度順応もできたので体力的には厳しくなかったかもしれないです。ただし最後に酸素マスクが合わずゴーグルが曇ってしまったので、先頭を歩く時には前が見えなくて滑落するよりはいいと考え酸素マスクを外して歩きました。無事に登頂でき、そして無事に下山できてよかった。」と川嶋さん。そして、もう一度チャレンジできるならば今度は中国側から登ってみたいとおっしゃっていました。

川嶋さんと奥様との出会いもまた山だったそうです。奥様に山との出会いをお伺いしました。「同僚が気分転換に誘ってくれたスキーを楽しんでいたのですが、雪が溶けてスキーができなくなった時に何をしようかとなりました。そこでせっかく山の麓にいるのでと始めたのが登山。最初に登ったのは編笠山です。しばらくは単独で登山を楽しんでいたのですが、アルパインへの挑戦をきっかけに山岳会に所属することに。過去に編笠山の下山で降りられなかった経験から下山のトレーニングをして弱点を克服していたこともあり、山岳会では新人ながら体力がある方でした。」と奥様。

にこにこと話を聞きながら川嶋さんが「入会した年の暮れに募集した年末年始の剱岳登山。たった2人の応募者の1人が彼女でした。幸運なことに年末年始は悪天候で誰も登れない年が多い劒岳にもかかわらずその1日だけは快晴。剣初挑戦で初登頂。それ以来のお付き合いという感じです。」と、奥様との初登山の話を聞かせてくださいました。今は一緒に登ることが多いので、忘れ物をしないよう互いにダブルチェックしていらっしゃるそうです。「ココヘリを持つこと、登山計画を出すこと、そして忘れ物がないようにすること。そして天候と体調が悪いときは登らないことを徹底しています。」と川嶋さん。

お二人に、ココヘリについても伺ってみました。「我々は労山捜索隊の隊員なので受信機を持っています。訓練も兼ねてスキー場などではお互いの位置を確認するなどして普段から使用するようにしています。ココヘリを持つことで最後の砦はあるという安心感はありますが、もちろんそれが油断になってはいけない。それでも万が一の備えとしてココヘリは必要だと思います。最悪遺体になったとしても家族や関係者は絶対に発見したいと思います。だから私たちはこれからもココヘリを忘れず持っていきます。」とおっしゃっていました。山で出会い、共に山を楽しむ川嶋さんご夫妻。お二人のこれからにココヘリは寄り添い続けます。 

#ココヘリ

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