できるだけ体を濡らさない、ドライに保つ

2023-05-13

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低体温症とは、体が冷えて体温が低下することで正常な機能を保てなくなる症状で、重篤な場合は死に至ることもあります。深部体温(体の中心部分の温度)が35度を下回ると低体温症になり、まずは体の震えが起こります。筋肉が収縮して熱をつくろうとするためです。さらに悪化すると意識障害が起こり、呂律が回らなくなったり、思うように体を動かせなくなったりします。山で低体温症に陥る原因は気温が低かったり、風を受け続けたりすることですが、なにより怖いのがそうした場面で体が濡れていること。適切なウェアを選び、できるだけ体をドライに保つこと、冷やさないことを心がけましょう。熱は運動したり、ものを食べたりすることでも作られます。ウェアリングだけでなく、適度な休憩や栄養補給も大切です。