こまめな洗濯で性能維持

2023-05-13

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雨や風を防ぎながら、衣服内の蒸れを逃す防水透湿素材に欠かせないのが生地表面の撥水加工です。加工によって付与される撥水性は、生地が汚れると低下します。生地に落ちた雨が丸い水滴となって滑り落ちるのが理想的な状態。撥水性が低下すると生地の表面を水の膜が覆う状態になり透湿が阻害されますが、洗濯して汚れを落とすことで一定期間は性能を維持できます。環境負荷低減のために最近はPFCフリーの撥水加工が当たり前になりつつありますが、現状のPFCフリーの撥水加工は汚れがつきやすいという難点があり、性能を維持するためには従来よりもこまめな洗濯が必要です。水を弾かなくなったなと思ったら、まずは洗濯。市販の撥水剤を併用するのも有効です。‍