石突の先に取り付けるゴム

2024-04-13

まで

 トレッキングポールの石突、つまり地面に接する先の部分は、硬い金属でできています。少し削りをするどくして、しっかりと地面に食い込むようにつくられています。そもそもが、トレッキングポールを突いたときに滑らないようにすることが目的なので、このようにつくられているのですが、環境目線からこの石突にゴムのカバーを付けることが推奨された時期があります。 それ以降、トレッキングポールの先には保護用のゴムが取り付けられるようになりました。トレッキングポールで無闇に突き刺すことで植生を壊してしまったり、木道が穴だらけになってしまったりと、さまざまな問題が生じているものたしかなことで、基本的にゴムを付けておくのは必要なことだと思います。もちろん、バスや電車などでの移動時にもゴムの装着は必須でしょう。 ただし、雪上だったり本当に危ない箇所、とても滑りやすいぬかるみなどでは、ゴムを外して使用すべきです。石突の本来の機能を使うべき場所も山では数多くありますので、そんな視点も持って山歩きをしてください。これは「安全に」山を歩くために必要な知識のひとつです。