2025年5月9日、ココヘリマリンは第三管区海上保安本部および勝浦海上保安署と、専用受信機の取扱説明および訓練を実施いたしました。
当日はまず、専用受信機の基本的な操作方法に加え、電波特性などに関する講義を実施。現場での使用に必要な技術的理解を深めていただきました。
続いて、実際の運用を想定した効率的な捜索方法についての協議を行い、参加いただいた皆さまと現場に即した運用アイデアを共有しました。
後半は、海上における専用受信機と発信機の取扱い訓練を実施。
今回は「SEEK BOWL(シークボウル)」に搭載された発信機を専用受信機でサーチし、実際に距離や方角などの受信データを確認していきました。
この「SEEK BOWL」の運用は、2025年4月に第三管区海上保安本部と当社が締結した協定に基づく取り組みであり、行方不明者の漂流予測のために産官学連携で開発された新しいアプローチとして注目されています。
実行優位性を確認するとともに、今後の運用や連携体制のさらなる発展に向けた課題も明確化され、実りある訓練となりました。
今後に向けて
今回の訓練を通じて、現場の皆さまと技術・運用両面での理解を深め合う貴重な機会となりました。
今後も第三管区海上保安本部をはじめとする関係機関と緊密に連携し、海における安全対策の強化と、
より実効性の高い捜索・救助体制の構築に取り組んでまいります。